借地権と底地権

17年08月31日

未分類

借地権と底地権 はコメントを受け付けていません。


土地に借地権が設定されている宅地の所有権を底地または底地権といいます。底地権を所有しているのは地主であり、地主のことを借地権設定者と呼ぶこともあります。更地には、土地の所有者が自由に利用、転売できる完全な所有権がありますが、借地権を設定した土地については、借地人との契約により、土地の利用に制約を受けたり、底地だけを売却したりすることが難しいため、不完全な所有権と言われることもあります。地主にとっては、借地人の建物が建っている土地は自由に扱うことができないため、借地人に土地を買い取ってもらいたいと考えるのも当然のことでしょう。

借地人が毎月の地代を滞納したり、地代が安過ぎたりして、固定資産税や都市計画税を賄えない場合は、土地を貸しているメリットがなくなってしまいます。また、底地の価格は、更地の時価から借地権価格を差し引いた金額となるため、借地人に買い取ってもらうとしても実際の地価よりも下回ってしまうのが普通です。借地人がもつ権利である借地権に対して地主が所有するのが底地権であり、借地権の割合は、国税庁が地域ごとに定めた路線価格で公表されています。借地権と底地権が合わさって完全所有権となるため、借地権や底地権のどちらか一方だけを所有する場合には、旧友機関から融資を受ける際の担保としては弱いとされています。